デスクトップサイズの12cm 2wayスピーカー向けに、妥協のないクロスオーバーネットワークを実現するために設計したオリジナル基板「DT2-A」のステレオ構成セット(2枚)です。
「誰でも狙った通りのクロスオーバーネットワークが組めること」を目指して設計しました。
小型スピーカーのネットワーク設計は、サイズ制限との戦いです。回路を複雑にするほど基板は巨大化し、手配線では内部に収めることが物理的に難しくなります。本基板は手配線では困難な部品密度で、デスクトップサイズでも大型システムに劣らない複雑さのネットワークを実現します。
■本基板を採用する5つのメリット
1. 手配線では困難な超コンパクト実装
LPF側4次フィルター+ノッチフィルター最大2個、HPF側3次フィルター+I型アッテネーターという手の込んだ複雑な回路を、小型エンクロージャー内部に無理なく収まるサイズに凝縮しました。
2. 磁気干渉を極小化するレイアウト
複数のインダクタ(コイル)の磁界が干渉することによる特性の劣化を防ぐため、配置と角度を何度も検討したレイアウトを採用しています。
3. 音質最優先の基板仕様
一般的な基板の2倍の厚みを持つ2oz(約70μm)厚銅箔を採用。信号経路の配線パターンの抵抗を下げ、ウーファーの電磁制動を妨げる直列抵抗を最小限に抑えました。
4. 定数調整の自由度を広げるパターン設計
クロスオーバー特性を左右する一部のコンデンサや抵抗には、直列・並列で微調整ができる予備パターンを用意。入手しやすい定数を組み合わせて理想の値に追い込めます。
5. バイワイヤリング接続対応
1枚の基板にLPFとHPFの両方を含み、スリットラインで切り離す設計です。小型エンクロージャー内に配置しやすいだけでなく、入力端子が独立するバイワイヤリング接続になります。
基板1枚でモノラル1ch、2枚でステレオ2ch構成です。定番の2次〜4次フィルターに対応した設計のため、リファレンス実装だけでなく、お好みのユニット構成への応用・アレンジもできます。
■リファレンス実装 (Scarlet Tanager) とエンクロージャー図面の特典
リファレンス実装として、パッシブラジエーター型2wayスピーカー「Scarlet Tanager」の定数を例に解説しています。ご購入者様への特典として、そのエンクロージャー設計図面(PDF)を参考資料として無料共有します。実際の再生録音は、ページ下部の取扱説明書の参考情報からご確認いただけます。
リファレンス実装(Scarlet Tanager)の使用ユニット
- ウーファー: Wavecor WF120BD03
- ツィーター: Wavecor TW030WA09
- パッシブラジエーター: Dayton Audio DS175-PR
■基板仕様
- サイズ: HPF 122×62mm / LPF 122×110mm
- レジスト: 黒 / 基板厚: 1.6mm / 銅箔厚: 2oz(約70μm) / 有鉛はんだメッキ
■サポート
初期不良や欠品はお問い合わせフォームから、組み立て・部品選定のちょっとした疑問はX(旧Twitter)のメンションで、開発者が可能な範囲でアドバイスします(ベストエフォートでの対応となります)。
対応ユニットの範囲、部品表、組み立て手順、インピーダンス測定による動作確認などの詳細は、以下の取扱説明書をご覧ください。
https://mia-0032.hatenablog.jp/2way-loudspeakers/bookshelf-passive-radiator/scarlet-tanager/network-board-manual
※組み立てにはハンダ付けの経験が必要です。
※部品・スピーカーユニット・板材等は付属しません。
※エンクロージャー図面は参考情報のため組み立ての保証はできません。
※本商品は 工作とかオーディオとか ( https://mia-0032.hatenablog.jp/ ) 様が設計し、当店が製造・販売している商品です。